“文学少女”の追想画廊(ガレリア・デ・アール) 2

ライトノベル史上に残る名作には作品世界を補完する挿絵とのカップリングが不可欠である。竹岡美穂の透明感溢れる美麗な色遣いと繊細なタッチ、野村美月の浪漫主義的で情趣に富んだ文章とのコラボレーションは『文学少女』シリーズの成功を約束するものだった。小生、画集を眺めていると、華麗な色彩に彩られた作品世界に入り込み、清楚であり時に艶美でもある遠子先輩(「先輩」の敬称がこのヒロインには一番相応しいと感じる)をお持ち帰りしてペロペロしたくなった。

“文学少女”の追想画廊2

“文学少女”の追想画廊2