ミステリーの書き方

28 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 作家を志す人全員にお勧めしたい, 2011/11/26
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CO - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー) (殿堂入りレビュアー)
レビュー対象商品: ミステリーの書き方 (単行本)
書かれている内容はミステリに限らないことが多い。
伏線の張り方、回収の仕方、トリックを書くときに意識すること、などは書かれているものの、これは一般の小説でも当てはまること。なにもトリックを使う小説すべてがミステリなわけではない。純文学を志す人以外なら、知っておいて損はない技術が此処には記載されている。

そして何より、キャラクターの作り方、プロットの書き方、アクションシーンの書き方といった、幅広いジャンルにも対応して書かれているため、手元にあれば便利な一冊。

おまけにこれは日本推理作家協会に加盟する作家がそれぞれジャンルに分けて書いているため、自分の好きな作家はこう考えているんだ、などといった新しい発見もあって面白い。


16 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 作家たちの心構え, 2011/10/9
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Terra - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ミステリーの書き方 (単行本)
作家たちが本を書くときの心構えを、それぞれツラツラと書いて、それを編纂しただけです。
参考になる内容もあれば、作家によっては自分の思いつくままに書いて終わってる人もあります。

幸い、重要な点にグレーの網かけがしてあるので、そこだけ飛ばし読みしていけば重点だけ読めるようになっています。
あまりにとりとめないので、編集者が網かけしてくれたのでしょう。作家は基本的に、冗長な文章の人が多いですから、こういう小論文を書くには向かない人が多いですね。

書き方の基本を書いてるのではなく、各作家が「私はこんな心構えで書いてます」的な内容なので、基礎本をほかで読んだあと、これは余裕があったら読むといいと思います。

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