マインドマップ記憶術 トニー・ブザン天才養成講座3

学習と記憶をフィーチャーしたトニー・ブザン本。薄くて簡便、あまり抽象的なことは記されておらず実用的。脳力を高めるための「正しい脳の使い方」を手軽に学べる。

[記憶のコツとは、2つの基盤を使いこなすこと]

①覚えたい事柄をイメージとして活き活きと思い浮かべる。
②すでによく知っていることと関連づける。

Imagination + Association = Memory
(イメージ)   (連想)    (記憶)

[記憶の10の基本原則]

●イメージする力を高めるための基本原則

原則1 “五感”を活用する
様々な感覚から受け取る情報に意識を向けることで、記憶力をさらに高めることができる。

原則2 大袈裟に“誇張”する
大きさや形、音などが誇張されていればいるほど想起しやすくなる。

原則3 “リズムと動き”を活用する
リズム感、動き、立体感のあるイメージにすると、ストーリー展開やデータの繋がり、順序が明確になり記憶しやすくなる。

原則4 カラフルに“色”を活用する
頭の中のイメージに、できる限り多彩な色を加えてみよう。


●連想力を活かすための基本原則

原則5 “数字”を活用する
数字を使って体系立てることによって、膨大な記憶の中の特定の情報にアクセスしやすくなる。

原則6 “記号”を活用する
ロゴと同じように、記号はストーリーを伝えたり大きな概念を象徴したりする。

原則7 “順番”をつけ“パターン化”する
順番をつけるなど、体系的に整理されていると記憶しやすい。この原則は他の原則と併用すると非常に効果的である。
順番をつける以外にも、色、重さ、大きさ、距離、高さ、年齢、場所でグループ分けしたり、小さいものから順番に並べたりするなど、パターン化することで同様の効果が期待できる。


●右脳と左脳の両方を活用するための基本原則

原則8 “魅力的”なイメージにする
魅力的でポジティブなイメージや連想は、記憶に残りやすい。またセクシーなイメージについては、誰でもほぼ完璧な記憶力を持っている。これを利用しない手はない。

原則9 “ユーモア”を活用する
記憶したいことをばかばかしいほど面白可笑しい映像にしたり、現実離れしたイメージにすれば、その映像はっきりと記憶に残るのだ。

原則10 “ポジティブ”なイメージにする
心がポジティブでワクワクした状態だと、記憶力も高まる。また多くの場合ネガティブなことよりポジティブなイメージの方が思い出しやすい。ポジティブで居心地がいい出来事に、脳が戻りたがるからである。反対にネガティブな連想や体験は、脳によって封じ込められたり修正されたりすることが多い。

マインドマップ記憶術 (トニー・ブザン天才養成講座)

マインドマップ記憶術 (トニー・ブザン天才養成講座)